嵯峨見台について>

宮戸島にある松島四大観の一つ大高森より2km東方、室浜海水浴場から遊歩道でつづく高台で、途中にあるあづまやからは日本三渓の一つ嵯峨渓の島々を眺めることができます。通常、嵯峨渓は観光船で島々をながめますが、高台からの眺めはまた趣が違うものです。
室浜の漁港から遊歩道を一周するには、ゆっくりあるいても40〜50分ほどです。奇岩奇勝おりなす島々と深い森を楽しむことができます。

あづまや あずまやからの眺め
展望台までの道は運動不足の体には厳しい道のりです。 あずまやから見える絶景です。


嵯峨見台遊歩道 探索コース(大高森→嵯峨見台→室浜漁港→室浜)>

2009年12月のある日、久しぶりに大高森にやってきた私、大高森の絶景をカメラに収め以前から気になっていた嵯峨見台への遊歩道を歩いていきます。案内には2.5km強・・30分ほどの道のりでしょうか・・・?楽勝かと思っていた遊歩道探索もこのあと思いもしない困難とぶつかることに・・・・。そんなことを予想もしない私は、早速大高森展望台を出発しました。

@大高森展望台 A嵯峨見台への分岐点 B大高森から見た嵯峨渓
大高森展望台 遊歩道入口 大高森から見た景色
2009年12月某日、晴れているとはいえ冷たい風が吹きすさぶ大高森山頂の展望台。ここから、以前より歩いてみようと思っていた嵯峨見台への遊歩道を探索していきます。 山頂から少し下ったところにある、嵯峨見台への遊歩道への分岐点。ここから目的地への展望台へは2.5km強、30分くらいの道のりとたかをくくって出発しました。 スタート直後、東方には目的地である嵯峨見台のある太平洋の海岸線が見えます。随分遠くにあるような感じがします・・・。ほんとに予定通り30分でつけるのか不安がよぎります。

C遊歩道(大高森側) D残り1.9km地点 E注意書き
歩道1 1.9km地点 注意書き
残り2.4kmの案内板を過ぎると急な下り坂が始まります。写真では伝わりにくいのですが本当に急なのです!落ち葉に足をとられつつも山を下っていきます。下りで本当によかったと心底思いました。何といっても、こんな坂私には登れません(笑) 急な下りのあとは、道幅がひろくなります。よく見るとタイヤの跡らしきものも・・。ひょっとしてここまで車でくることができるのかな・・?歩きやすくもなったし順調に探索がすすみます。 スタートして10分強。畑や住宅がちらほら見える頃、そこかしこに「キケン入るな地主」と書かれた看板が出現します。
う〜ん・・・。どんな危険があるのでしょうか・・・?こう書かれると、かえって入ってみたくなるのが人情というも・・非常に気になります・・。

F大失敗・・。 G間違いの元凶 H正しい道
お地蔵さんと案内板 道しるべ 嵯峨見台へ
何となく道なりにズンズン進んでいくと左手にお地蔵さんが並んでいました。散策の無事をお願いしてさらに進むと案内板を発見。自分が今どこにいるのかを確認してみると、いつの間にか道を間違えてるではありませんか!!いったいどこで・・? しかたなく元来た道を引き返していると、道しるべらしきものを発見。でもこれ、かすれて文字も見えないどころか、壊れているのでどこを指しているこか分からないのです・・。あっちに行ったりこっちに行ったり・・・。寒空の下、時間と体力を著しく消費していくのでした・・。 あちこちウロウロしてやっと正解ぽい道を発見。すでに気力も体力も失われつつあります。「あ〜ここまで車で来ればよかった・・」と少々後悔の気持ちも出てきましたが、あと少しであろうと勝手に信じて歩きつづけます。小さな漁港のそばを通り0.4kmの立て札を発見♪

I嵯峨見台への道 J岩窟にあるお寺 K残り100m地点
岩窟の寺 遊歩道
残り0.2km、嵯峨見台の入口に立つ鳥居を発見。実はこれを見逃すと狭くて、暗くて、不気味なトンネルが現れます。私もあまりの不気味さで引き返えしたところ、この鳥居を発見・・。ちょっと胸をなでおろします。あっ!でもトンネルの入り口の写真撮ってくればよかった! 急な階段と坂を登っていくと岩をくり抜いて作られた寺が見えてきます。なかには観音様?が祀られています。よくこのような場所に作ってあるなと感心しつつ、さらに目的地に向けて進みます。 再び現れた急勾配・・・。最後の難関といったところでしょうか・・?ここまでくれば目指す展望台はもう少し。
階段を一段のぼるごとに、左側の木々の間から、青い海と嵯峨渓の島々の姿が見えてきます。

L展望台からの眺望
これが展望台からの景色です。写真ではなかなか思うように伝えるのは難しいのですが、白く不思議な形をした島々が青い海に浮かぶ様は、息をのむ絶景です。これまでのつかれなんか、一気に吹き飛んでしまうほどです。訪れる人も少ないせいか、辺りは草木の揺れる音しか聞こえません。しばらく景色に見入ったあと、室浜漁港へ降りていきました。

M室浜漁港 N室浜海水浴場 O帰路
室浜漁港 室浜 帰路
展望台から漁港までは、なんと5分ほどでおりることが出来ました。日も落ちかけ、振り返ると夕日に照らされて赤く染まる島の姿が印象に残りました。
さすがは12月このあたりからどんどん気温が下がり始めます。
今回の最終目的地の室浜海水浴場に到着しました!道に散々迷ったため大高森からここまで2時間もかかってしまいました。順調なら休憩込み1時間程度でしょうか。
散策はここで終了ですが、実はここからが地獄の始まりでした・・・。
車を大高森に止めていたので、そこまで県道沿いに歩いていくことに。すっかり日も暮れ気温は氷点下になろうとしてる頃。ついに雪が降ってきました。寒さと寂しさと空腹と疲れに堪えながら約40分かけて駐車場へ向かいました・・・;    終わり

嵯峨見台 散策マップ
地図

嵯峨見台 観光情報データ



所在地    東松島市宮戸島室浜
駐車場    なし(室浜漁港か道端に少々)
アクセス    仙石線野蒜駅(のびる)より車で20分
拝観料    無料
トイレ     なし (大高森入口または室浜海水浴場に
             それぞれ有)
経路  大高森→嵯峨見台→室浜漁港→室浜海水浴場

ハイキングコースお勧め度  ★★★★☆

   宮城の旅メイン | 東松島市メイン |
Copyright (C) MiyaginoTabi Co., Ltd. All Rights Reserved since 2006
powered by Ksystem