旭山 県立自然公園

旭山は石巻市の北西部にある標高174mの小さな山ですが、展望は非常によく頂上一帯を覆う緑の芝生と松そして
密生する桜が美しいところで、周辺の市町から多くの行楽客が訪れます。

山頂からは、牡鹿半島・金華山はもとより、西から北に船形山や栗駒山を一望のもとに見渡すことができます。
朝日山計仙麻神社(あさひやまけせまじんじゃ)や伊達騒動の忠臣伊東重考をはじめとする、郷土の偉人・先覚者を
祀った郷賢堂があり、徳富蘇峯(とくとみそほう)の歌碑もあります。

中腹には、旭山観音堂や郡名(※1)にちなんで創建された桃太郎神社があります。
     ※1 旭山がある石巻市河南地区は石巻との合併前は桃生郡に属していました。桃太郎神社はこの桃生にちなんでいます。


旭山 表参道入り口
旭山表参道入り口、大きな朱色の鳥居が迎えてくれます
頂上付近
頂上からみた石巻の町、遠くまで見渡せる一大展望の地です

表参道側にある駐車場からは、徒歩で急な坂を登ると一気に展望が開け、朝日山計仙麻神社が見えてきます。普段から
歩き慣れていないとすぐに息が上がってしまうかもしれません。でも頂上から見える景色はそれを補って余りあるほどの
景色が迎えてくれます。広い芝生があるので晴れた日にお弁当をもってピクニックをするのに最適な場所です♪

  あさひやまけせまじんじゃ
朝日山計仙麻神社

旭山神社ともいい、かつては深谷一宮旭山宝竜大権現とも称されていました。「延喜式神名帳」にも名を残しており、
古くから河南地区の産土神として近隣の信仰をあつめています。
創祀の年代は不明で大同年間(806〜810)、坂上田村麻呂が陸奥侵攻に際し、戦勝を祈願、戦勝後千束の田を
寄進したことが社伝にみられます。
いかにも古社らしいたたずまいを見せる本殿は昭和11年の改築されたものです。

例年4月の下旬に行われる例祭は、桜の花が咲き誇る中を氏子や子供たちが神輿を担いで山を下り、周辺の地域を
練り歩く昔懐かしい風情のある祭りが行われます。

    祭神 倉稲魂命 豊玉姫命 例祭 4月下旬

朝日山計仙麻神社の鳥居 朝日山計仙麻神社 冑八幡神社
一面芝生の丘に建つ、鳥居と社殿 旭山山頂に建つ朝日山計仙麻神社の社殿 社殿の脇に建つ冑八幡神社

あさひやまかんのんどう
旭山観音堂

旭山中腹にある堂宇で、亡学童や戦没者の冥福を祈る為に昭和13年12月に建立されたものです。京都の清水寺を
彷彿(ほうふつ)させる様式をもっています。
堂内には、国宝級とされる国方林三(くにかたりんぞう)作の聖観音像が安置されています。扁額に書いてある、
「観自在」は文豪 徳富蘇峯の筆によるものです。また作詞家、土井晩翠もうたに、「旭山御堂の中に拝みぬ 
  端厳微妙の聖観音」 と詠んでいます。

旭山観音堂 観音堂 聖観音像
崖に迫出す旭山観音堂 木が邪魔で眺めはあまり良くないです(^^; 国宝級ともいわれる聖観音像

その他の見どころ

その他の見どころとしては、旭山観音堂の近くにある桃太郎神社や旭山を裏から登る道の中腹にある農業体験館、
今は立ち入りが禁止されましたが、旭山不動の跡があります。現在は不動様は近くの高福寺に移っています。高所から
かつての不動堂の屋根のみ姿を見ることができます。

旭山裏側
裏側からは山里広がる風景が一望することができます
石巻市河南農業体験実習館
旭山の裏側中腹にある石巻市河南農業体験実習館

旭山不動尊入口あと 旭山不動堂あと てんとう虫の大群
不動尊は近くの高福寺に引っ越しました 不動堂跡、立ち入りすることはできません 観音堂に大量発生のテントウ虫・・キモ;;


旭山県立自然公園 アクセスマップ
旭山周辺マップ
旭山県立自然公園 観光情報データ

住 所  : 石巻市北村字朝日山

問合せ  : 0225-72-2114 (石巻市役所 河南総合支所)

駐車場  : あり(無料)

トイレ   : あり

アクセス : 石巻線・気仙沼線前谷地駅より
                徒歩60分・タクシー10分
         三陸自動車道矢本ICから車で県道48号線を
        小牛田方面へ約20分 案内板あり
        

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