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<桂葉清水について> |
桂葉清水のある栗原市高清水地区はかつて七つの清水があることで知られており、このあたりの地区の地名の由来
にもなっています。その中でも桂葉清水は代表格で、桂の木の大木の根元から湧き出る名水は環境所が選定した
全国名水百選(昭和60年選定)にも選ばれました。
桂葉清水は地元の人々に「かつらっぱ」と呼ばれ古来より親しまれており、高清水出身の歌人、中村徳重郎も
「桂葉の 清水を飲み継ぎ 郷人よ きよくゆたけく 世をし渡りぬ」 と高清水を想う歌を詠んでいます。
現在清水周辺は公園として整備されており地元はもちろん県内各地から清水を求めて、やってくる人々の姿が見られ
ます。一時は水質悪化により水の利用が禁止されていた時もありましたが、地域の人々の努力により水質は改善
しています。
水量も地震や周辺開発の影響により往時より随分少なくなったそうですが、今も清水は名水を湛(たた)えています。
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住宅地と田園に囲まれた桂葉清水公園 |
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現在も名水が湧き続ける清水 |
<桂葉清水の楽しみ方>
清水の案内板によれば、清水は生水なので必ず煮沸してから、飲用することと書かれています。湧き出し口から手にすくって
そのまま飲んでみたことがありますが冷たくてほんのり甘味があり、やわらかな感じがしました。
また清水の横には水の音が楽しめる水琴窟(すいきんくつ)と呼ばれる瓶?があります。
清水は今も地元の人たちの手で大切に守られています。いつまでも、このままの形で残っていてほしいと思います。
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丘の上から見た緑豊かな桂葉清水公園 |
名水を湛える湧水場 |
水の音が楽しめる水琴窟 |
<高清水その他の清水>
栗原市高清水地区には高清水の七清水
と呼ばれる清水があり、桂葉清水の他、
小山下清水、清水権現清水、新町裏清水
金剛院清水、本町裏清水があります。
現在も清水が湧くのは桂葉、小山下・
本町裏のみで、その他の清水は碑に
清水が存在していたことが偲ばれます。
右の2枚の写真は小山下清水のものです |
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アクセスマップ
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桂葉清水 観光情報データ
住 所 : 宮城県栗原市高清水長福寺24
駐車場 : あり(無料)
トイレ : あり
アクセス :
公共機関 JR東北新幹線古川駅から市民バス古川線で
25分、高清水下車、徒歩5分
自動車 古川ICから国道4号線を北上。約20分で
案内標識が目印 |
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