しばたちょう ふなおかじょうしこうえん ふなおかへいわかんのん
宮城の旅  柴田町 船岡城址公園・船岡平和観音
風景
船岡城址公園から一望できる船岡の町の風景



<船岡城址>

 船岡の町並みを一望できる館山の頂上にあり白石川を隔てて韮神山と向いあい東街道を押さえる要害の地であり、前九年の役のときには源頼義・義家の陣所にもなっていた場所ともいわれています。
 戦国時代には四保定朝が城を拡大し頂上に本丸・中腹に三の丸を築きました。現在では城の遺構を見ることはできませんが、三の丸から頂上に向って土塁の跡がいくつかみられます。
 四保氏は柴田氏と改め天文年間まで居城としていました。その後屋代氏が領し、その後、伊達騒動(寛文事件)で知られる原田甲斐(宗輔)の居城となりました。寛文事件で原田氏が断絶した後、再び柴田氏がこの地を治め、明治維新までつづきました。
 公園内には山本周五郎の小説「樅ノ木は残った」(もみのきはのこった、伊達騒動を題材にした小説)で知られる有名なモミの木が1本残っています。この小説の一節を刻んだ文学碑が建てられています。


                   伊達騒動(寛文事件)についての詳細は、登米市東陽寺を参照してください。



桜の名所

 三の丸あとの広場をはじめ山全体にはソメイヨシノやツツジ・フジなどが植えられており花の名所となっています。とくに桜の咲く時期は多くの花見客が訪れ、桜の名所としても知られています。

また秋には豪華絢爛なしばた菊人形祭りも開かれ、名実ともに県内一の菊人形を見ることができます。また同時に宮城県大菊花展も開催されます。
桜


船岡平和観音 船岡平和観音

船岡出身の野口徳三氏が私財を投じて建立したコンクリート製の大観音像で台座をあわせると高さは24mになります。胎内にはラセン階段が付いており胸の部分には展望用の窓がついています。窓からは船岡の町はもちろん、蔵王連邦までも眺めることができます。

またこの大観音像は山の頂上にあり見通しもよいので、遠く離れた場所からも観音像の姿を見ることができます。


船岡城址はもちろん、柴田町のシンボル的存在となっています。



三の丸跡(船岡城址公園) 登り坂 ケーブルカーの停車場
<三の丸跡>
山の中腹にある三の丸跡の広場は、桜まつりや菊人形祭の会場にもなっています。
<山頂に向う登り坂>
駐車場から続く登り坂、ここを登ると平和観音があります。また頂上からは船岡の町を一望でき眺望の優れた場所となっています。かなり急な坂道ですので、覚悟して登ってくださいね♪
<スロープカー乗り場>運行日注意!
頂上にあるスロープカーの停車場。平和観音の近くまで登ることが出来ます。
体力に自信のない方は、スロープカーで登ることをオススメします♪
大人500円・小人300円ともに往復料金


船岡城址公園の近隣の見所
しばた郷土館

船岡城址公園のある館山の麓にあり、町の郷土資料などを展示する「思源閣」・体験学習が行われる「ふるさと文化伝承館」・柴田町で製造された製品を展示している「産業展示館」・織田有楽斎が作った国宝・如庵を再現した茶室「如心庵」・「齋藤博記念文庫」の4つをテーマにしており、思源閣では、「365万日のしばた」をテーマにして、数々の資料を展示しています。


所在地 柴田町船岡西1-6-26
連絡先 0224-55-0707
駐車場 有り 開園時間 9時〜16時30分
定休日 月曜(祝日の場合は翌日)
思源閣入場料(他の施設は無料)
大人200円 高校生100円 小・中学生50円
しばた郷土館




船岡城址公園・船岡平和観音データ



交  通  JR東北本線船岡駅より町役場方面へ徒歩15分

駐車場  有り(無料)300台分

所在地  柴田町船岡城址公園

料 金   菊の祭典入場料600円 その他の時期は無料

その他  公園内はトイレも各地にあるので安心です。駐車場には売店もあります。

注意  例年、桜まつりの時期は非常に混雑しますので、出来るかぎり公共交通機関の利用をおすすめします。


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