坂元神社について>

坂元神社は坂元三河が築いた蓑首城跡に建てられた神社で、明治2年に妙見宮が北辰神社となり、明治42年に
神明社外八神を合祀し坂元神社となりました。現社殿はかつて本丸があった場所に建てられています。
現在、城跡は公園として整備されており、坂元神社の社殿の周りをはじめ桜の木が多数植えられています。
例年4月中旬〜下旬にかけて花が一斉に咲き桜の名所として地元の人たちに親しまれています。

坂元神社参道
坂元神社の参道 土地勘がないと分かりにくい場所にあります
坂元神社
高台にあるため、見晴らしがよく周囲の街並が展望できます

蓑首城について

蓑首城(蓑首館)は蓑首山の上にある山城で、武石重宗の家臣である坂元三河が元亀3年(1572)に築いたものです。
台状台地を幅約10m余り深さ約7〜8mの濠で切断した江戸時代初期のものとみられています。
古城録によれば 「東西三十三間(約60m)南北50間(約90m)回字形で、すこぶる要害の城地」 と記載されており、
空濠に今なお往時の面影をとどめています。
この城(館)には、伊達家の家臣大條氏(4000石)、第八代宗綱から第十七第宗亮にいたる十代のあいだ居城と
なっていました。城跡は山元町の文化財に指定されています。


蓑首城の遺構

現在公園となってる城跡以外にも、周囲に遺構をみることができます。

水濠跡 二の丸跡 三の丸跡
水濠跡 二の丸跡 三の丸跡
神社参道脇にある水濠跡です。現在は池くらいの大きさですが、かつてはもっと堂々をしたものだったと思われます。周辺の風景に溶け込みすぎて一目見ただけではわかりにくいです。 現在は坂元小学校の敷地となっています。
本丸跡である坂元神社の参道はこの裏手になります。土地勘がないと入口を探して町中をうろうろすることも・・・・この小学校を目印にすれば、迷わずに来れると思います。
三の丸跡にある茶室と大手門は、十五代藩主伊達斉邦から賜ったもので、仙台城の遺構として県内最古のものと言われています。三の丸跡は民家の敷地?にあるので見学には注意が必要です。

坂元神社の行事

春例祭
毎年4月の第一日曜日に行われる祭りで、神輿渡御が行われ街中を巡行します。巡行途中の休憩所では、神社付属法印神楽
(じんじゃふぞくほういんかぐら)が演じられます。最近は露天の数も減ったそうですが、子供たちで賑わうお祭りです。

夏祭り
坂元神社夏祭りは例年7月の下旬に行われている祭りです。日中は子供みこしが地区を練り歩き、夜は神社の境内にて
巫女による舞や詩吟、神楽などの演芸が奉納されます。
この神楽は,丸森町大内地区の松沢光明院に古くから伝わる山伏神楽を伝承したものだそうです。



坂元神社(蓑首城跡) アクセスマップ


坂元神社(蓑首城跡) 観光情報データ

住 所  : 宮城県亘理郡山元町坂元字町18

問合せ  : 0223-38-0450 (坂元神社社務所)

駐車場  : あり(無料)

アクセス : JR常磐線、坂元駅より徒歩40分

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