広瀬川の支流大倉川にあり、昭和33年(1958)八月に着工し昭和36年3月に完成した、形状は日本では珍しいダブルアーチ式の多目的ダムとなっている。

ダムの湖畔は、舟形連邦に属し、春になると一斉に桜の花が咲き湖面残雪の舟形連邦が映し出され、秋には色ずいたいた木々がみられ、年間を通して(ヘラブナ等)釣りも楽しめる。大倉ダム下流公園の他、周辺には公園やビュースポットが何箇所もあり自然に親しむ人たちがおとずれている。


基本データ

住所 宮城県仙台市青葉区大倉
駐車場 有り

詳しいデータは、宮城県ダム情報コーナーを参照してください。

大倉湖に主に生息している動物

イワナ、ヤマメ、ウグイ、湖沼型サクラマス、ブラウントラウト、放流によるヘラブナ、鯉、マブナ、ニジマス、ワカサギ、アメンボ等が生息している。


ダム基本データ
ダム諸元 貯水池諸元
形式 ダブルアーチ式コンクリートダム 流域面積 88.5km2
アーチ軸線半径 82m 湛水面積 1.6km
堤高 川谷82m 
台地42m
総貯水量 28,000千m3
堤頂長 323m 有効貯水量 25,000千m3
堤体積 226千m3 洪水調節容量 10,000千m3
非越流部標高 EL272.00m 利水容量(非洪水期) 25,000千m3
越流部標高 EL263.35m  利水容量(洪水期) 15,000千m3 
放流設備  クレストローラーゲート
H7.55m *W8.86m*4門
計画洪水位 EL270.60m 
利水放流設備
(左岸)
ロートバルブ
φ450mm*1基
常時満水位 EL270.60m
利水放流設備
(右岸)
スルースバルブ
φ340mm*1基
制限水位 EL263.35m
非常放流設備 ジェットフォローバルブ
φ900mm*1門
最低水位 EL240.65m
計画洪水量 1,200m3/s

ダムの効果
洪水調節 ダム地点の計画高水流量1,200m3/sのうち、800m3/sをダムに貯留して洪水をおさえ、下流地域を水害から防護します。
流水の正常な機能の維持 下流河川の流水の正常な機能の維持を図ります。
かんがい用水 大倉川及び広瀬川沿岸のかんがい用水(農業用水)の補給を行います。
上水道用水 仙台市、塩竃市に上水道用水として最大154,675m3/日を供給します。
工業用水 仙台市、多賀城市、塩竃市の工業地帯の工場に最大100,000m3/s日を供給します。
水力発電 最大6.5m3/sの水を使用し最大出力5,200kWの電力を発電します。


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