しばたちょう とみざわまがんぶつぐん
宮城の旅  柴田町 富沢磨崖仏群




 <富沢磨崖仏群(富沢大仏)>

  柴田町富沢の水田地帯、岩崎山の西麓にあり、磨崖仏や梵字を刻んだ磨崖碑が多数あり、宮城県の史跡に指定されて
  います。とくに有名なのが「富沢大仏」と呼ばれる高さ2.5mの廬遮那仏(るしゃなぶつ)で、刻銘によれば、父の冥福を
  祈るために恵一坊と藤五郎が嘉元4年(1306)に刻んだものと見られています。

  周囲には徳治2年(1307)の六地蔵像・永仁2年(1294)の眠り観音と呼ばれる四体の虚空蔵菩薩像があります。いずれも
  長い年月が経っているため風化が著しいものもあります。なぜこの地に磨崖仏が集中しているかは、不明ですが古来より
  信仰が厚かったことを伺い知ることができます。



富沢大仏 大仏スギ(大仏杉) 虚空蔵菩薩像(眠り観音)
<富沢大仏>
岩窟を小堂が覆っておりますが、外からでも大仏の姿を見ることができます。
<大仏スギ>
富沢大仏の小堂の前にあるスギの巨木
<虚空菩薩像(眠り観音)>
風化が著しいですが、表情・姿は伺うことがきます。




小堂の背後の山の斜面にも石仏が多数見られます

富沢磨崖仏群(富沢大仏)データ



交  通    JR東北本線槻木駅から徒歩30分
  車 槻木駅から県道52号線⇒案内板に従い富沢方面へ
     右手に大仏スギの巨木と大仏如来の小堂が見えます。

駐車場  有り(無料)  WC有り(グランド)

所在地  柴田町富沢岩崎山


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