しろいしし かっちゅうどう   
宮城の旅  白石市 甲冑堂
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<甲冑堂>

白石市の南、国道4号線沿いの近くにあり、松尾芭蕉の「奥の細道」の名所の一つとなっています。坂上田村麻呂を祀る
田村神社境内にあって、御影堂ともよばれ、芭蕉の紀行文にも紹介されています。

堂は法隆寺夢殿によく似た六角堂で、明治8年(1875)に焼失してしまいましたが、昭和14年(1939)に再建されました。


堂内には源義経の家来、佐藤継信・忠信が着用したという甲冑と、郷土の彫刻家小室達(こむろとおる)氏の製作の兄弟の
妻の美しい甲冑姿の木像があります。この像は兄弟の父、元治が臨終の間際、戦死した息子への追憶で心を痛めて
いるとき、その妻が凛々しい甲冑姿で兄弟の凱旋を装って現れ、老父の心をやすめたといわれる故事によって造られた
ものです。



本殿 桃隣句碑

桃隣句碑は昭和14年に甲冑堂が再建されたのを記念して立てられた碑です。桃隣は芭蕉とゆかりのある人物で、元禄9年(1696)に奥の細道をなぞって旅をし、句集「陸奥鵆」を著しました。碑にはこの地に来たときに詠んだ「戦めく二人の嫁や花あやめ」と刻まれています。
資料館
田村神社の社殿

田村神社は坂上田村麻呂が東征のさいに、この地で斎川沐浴し鈴鹿明神の力をかり、村人を苦しめていた悪路王、赤頭、青頭の鬼を退治し、その徳を慕った村人が建立したのがはじまりといわれています。
桃隣句碑 資料館

社殿の左隣りにある資料館で、佐藤継信・忠信の妻の石膏像や神社や芭蕉の資料などが展示されています。



   宮城県北部の本吉町「浄勝寺」には源義経の忠臣であった佐藤継信・忠信が祀られています。



田村神社 甲冑堂、アクセスマップ

田村神社神社 甲冑堂 データ


交  通  東北自動車道白石ICから車で35分
        東北本線白石駅からバス20分


駐車場  有り(無料)

祭 神  坂上田村麻呂

所在地  宮城県白石市斎川字坊ノ入54



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