かくだし   とくらじ
宮城の旅  角田市  斗蔵寺
斗蔵寺観音堂



<斗蔵寺>

 角田市街地の西方約5kmの斗蔵山(238m)上にあり、大同二年(807)、坂上田村麻呂が千手観音を安置し創建と伝えられる古刹です。古来より、育児に霊験あらたかといわれ、「ころり観音さん」の名で親しまれており、この観音堂は奥州三十三観音の1つに数えられています。斗蔵山は、カシの原生林や杉の老木が生い茂り、学術参考林として保護されており、この山のカシの枝を持ち帰り、子どもの虫封じのおまじないとする風習は今も残っています。

 寺に伝わる青銅造千手観音像懸仏(かけぼとけ)は鎌倉時代のもので、宮城県の文化財に指定されています。鏡板の大きさは直径48.3cmで、仏体の千手観音は十一面四十臂、像高は26.7cmとなっています。



宮城県指定文化財
千手観音像懸仏
斗蔵寺データ

交  通    阿武隈急行線角田駅から車で15分
      角田駅から宮城交通「斗蔵山南口」下車、徒歩15分

御利益    諸願成就、安産、子育て、交通安全

所在地    角田市小田斗蔵95 連絡先 0224-62-5341

宗  派    真言宗智山脈

駐車場    有り(無料 駐車場から15分)
鐘楼
観音堂の脇にある鐘楼


斗蔵神社
斗蔵神社

斗蔵寺観音堂の奥に鎮座する神社で日本武尊(やまとたけるのみこと)も東征の際、この地にきたといわれています。
また、弘法大師も「紫雲天にたなびき 奥州無二の霊地なり」と絶賛したと云われています。

伊達政宗や角田城主など歴代の領主の崇敬を受けていました。

えんころ節の碑

 えんころ節はきこり達が斗蔵山のカシの木を題材に「木遣歌」として歌ったといわれています。
 また斗蔵山のカシの木で船を造り船下りをした当時 の船大工や船頭らによって歌い継がれるうちに、めでたい座敷唄になったと伝えられています。
えんころ節之碑
斗蔵野鳥の森 斗蔵山 斗蔵野鳥の森

斗蔵山は標高238mで角田市の南西に位置しています。ウラジロガシの国内有数の貴重な群生林があり、太平洋側の北限となっており学術参考林に指定されています。
周囲は四季を通して様々な野鳥の姿を見ることができ、バードウォッチングの好適地としてもしられています。


ミホの旅日記

 9月14日、この日は生憎の雨・・・。斗蔵山の駐車場に車をとめて、撮影を開始しました。雨は小ぶりにはなっていたものの、舗装されていない道は大変ぬかるんでいます。重い足を引きずるように、斗蔵寺へと登っていきました。
斗蔵寺への参道その1 石段 さらに崩れた石段
階段を登りきると、細い道が続きます。平坦ですので歩くのも楽々(^_^)/
時間は夕方の5時、辺りは木に囲まれ薄暗くなっていました。
駐車場を出発してから10分、再び階段がでてきました。でもこの階段、擦り減っていて斜めになっているんです。雨で濡れてとても滑ります。他にだれもいないので、だんだん心細くなってきました。 げげ・・石段が崩れて歩きずらいです。雑草も生茂り、付近は荒れ放題・・・ミホは泥に足をとられ一回転(;;)本日一回目の転倒でした。これから襲ってこようとする悪夢の予感をおさえ、目指す斗蔵寺は目前♪
斗蔵寺入口 スタートしてから約15分、斗蔵寺に到着しました♪
雨で寒くて手が震えていたせいか、折角撮った写真がぶれまくりです・・・・。機会があったら撮り直さないと・・・。

斗蔵寺・斗蔵神社と撮影を終了し、帰途につきました。
行きのとき、ふと頭をよぎっていた悪い予感が的中することに!

下り初めてまもなく、苔でむした石の上で足を滑らせ、思いっきり尻餅を・・・・・。これで2回目(;;)気を取り直して立ち上がろうとしたら今度は泥に足をとられ、また尻もちを・・これで3回目。
やはり不吉な予感は的中しました。その後、さらに3回すべり計6回も転んでしまいました(T_T)さんざんな思いをして、駐車場にたどりつくことができました。



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