くりはらし かさんじあと  
宮城の旅  栗原市 花山寺跡



<花山寺跡>

 花山寺は平安時代、奥州平泉藤原文化の遺跡と伝えられ、金峯山花山寺の跡です。当時は、七堂伽藍を備えた大寺院であったと伝えられていますが、江戸時代の初期頃に衰退し荒廃しました。本堂・鐘楼の礎石が残っており、庭園の蓮池跡が水田として残っています。その水田の中央には円形の中島があり、水路側から中橋にわたした木の橋の杭が池の中に埋まっています。

 また、この寺のものと思われる運慶作の木造不動明王像と両脇侍像の計三体の木造が現存しています。現在は明治初年の拝仏毀釈に伴い、当地の諸社を合祀して花山寺より改称した花獄神社に安置されています。なおこの木造は宮城県の文化財に指定されています。


案内板
国号398号線に面してる花山寺跡の案内板、あぜ道の奥の丘陵が寺跡です。 本堂跡、礎石が整然とならんでおり、当時大伽藍を誇っていたことがうかがえます。 小堂の中をちょっと拝見。暗くてよくわかりませんが、右上が県の文化財だと思います。


ミホの旅日記

2006年9月30日午後2時、花山寺跡に到着、この場所は駐車場がないのでしかたなく路駐してあぜ道をあるいていると、田んぼの真中に一匹の犬が繋がれていました。この犬が私に向って凄まじく吠えまくるのです。まさに今にも飛び掛らんばかりに・・・。犬がしっかりとヒモで繋がれていることを確認し、私も犬に対抗して吠えまくる。犬もさらにヒートアップして暴れだしました。「ヒモでつながれてちゃ、どうにもならないだろうに・・・」と思いつつ取材を開始しました。
 取材をしながらふと足元に目をやると、なんと栗が大量に落ちているではありませんか!!あたり一面、栗・栗・栗!!当然、夢中になって拾いはじめました。あっという間に手にもちきれなくなり、車に戻って一番大きな袋をもってきました。戻る途中、例の犬にまた吠えられましたが、完全に無視!そそくさと栗拾いを再開しました。道端の栗を拾いつくし、辺りをみると水路の向こうに、またまた大量の栗発見!華麗に水路を飛び越そうとしらた、目測をあやまり、左足は水路の中へ・・・(泣)そんな努力の甲斐もあって袋いっぱいに栗を拾うことができました。

 家に持ち帰った大量の栗たち、さっそく料理しようと剥いていたら、出るは出るは、クリ虫君たち・・・・・。それらを除いて、かろうじて残った栗を食べてみました。まずいものもあれば、うまいものもある・・・・・。結果は微妙でした。でもここ、人があまり来なそうなので、密かな穴場かもしれません。来年も行ってみようかな♪




花山寺跡データ



交  通  くりはら田園鉄道、細倉マインパーク前駅より車で20分

駐車場  なし

所在地  栗原市花山字本沢山下49-10


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