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<荒沢神社>
荒沢神社は貞観年間に大和国龍田神社より勧請され創建されました。かつて荒沢神社は滝不動とよばれていました。安永3年(1774)、「本吉郡南方荒砥浜風土記御用書出」には、不動堂との記載があり、村の総鎮守でした。本尊には木仏立像で覚盤大師作と伝えられています。
荒沢神社の名前の由来は明治の神仏分離によるものです。
社宝である紺紙金泥大般若経は平泉中尊寺経堂にある国宝、藤原基衡時代の紺紙金泥経の一部で大般若波羅密多経巻です。経文のとびらに金泥で得道剃髪の図が描かれています。
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荒沢神社の鳥居、欝蒼とした杉の木立に囲まれています |
荒沢神社本殿 |
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<太郎坊杉>
荒沢神社の本殿の傍らに立つ巨木は、太郎坊杉と呼ばれ、樹齢約800年、木高さ38mで宮城県でも有数の巨木で宮城県の天然記念物に指定されています。
今から4約00年前、慶長14年、伊達藩では仙台城下に大橋と架設するため良材を求めていました。そのとき、選ばれたのがこの荒沢神社の杉で25本が切り出されました。このとき御神木として残されたのが、この太郎坊杉と昭和33年の台風で倒木してしまった、次郎坊杉です。太郎坊杉は樹勢も旺盛で大切に保存されています。 |
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荒沢神社・太郎坊杉 データ
交 通 JR東北本線北白川駅から15分
所在地 南三陸町志津川字袖浜101-3
祭 神 国常立命・迦具槌命・龍田彦命・龍田姫
例 祭 8月最終日曜日・10月(体育の日)
駐車場 なし
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