しかまちょう ひのでやまかわらかまあと
宮城の旅  色麻町 日の出山瓦窯跡
色麻古墳群全景



<日の出山瓦窯跡>

 愛宕山南東麓つづきの日の出山で7基の窯跡が発見されました。多賀城柵や色麻柵(奈良時代)などの屋根瓦を焼いた多賀城国府直営の窯と見られ東北地方最古のものとされています。これらの窯跡は国の史跡に指定されており、この他にも愛宕山の周辺に10基ほどの窯場があったと推定れ、この地方は瓦の一大産地だったと考えられています。


日の出山瓦窯跡の入口 日の出山瓦窯跡へと続く道
国号457号線から案内板に従って進んでいくと入口があります。ここからは、道が細くなり舗装もされていません。 窯跡へ続く道は写真のように狭い道となっていますので、対向車とのすれ違いは困難を極めます。車で行く場合には十分注意が必要です。 窯跡付近は駐車スペースがほとんどありません。
周囲は綺麗に整備されています。田園地帯の只中にあり、のどかな雰囲気があります。



近隣の見所、色麻柵跡

 天平9年、陸奥鎮守府将軍大野東人は、多賀城柵の前進基地として鳴瀬・江合両川地帯に色麻・新田・牡鹿の各柵を築き。秋田の出羽柵まで達する要地とされていました。
 柵跡は、愛宕山北方と河童川との間の地域で現在は、田園地帯となっており、柵跡は見ることができませんが、田んぼから古瓦などが出土し、多賀城の瓦と一致することから、柵跡であると推定されています。



日の出山瓦窯跡データ



交  通  JR陸羽東線西古川駅からタクシーで20分

駐車場  無し

所在地  色麻町四竈東原142-2


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