大崎八幡宮(大崎八幡神社)について>

神社の造建は古く、坂上田村麻呂が武運長久を祈念したことに始まったといわれており、その後、大崎氏が自領の遠田郡に遷しここから大崎八幡宮と呼ばれるようになりました。大崎氏没落後、伊達政宗が仙台開府の折り、遠田郡八幡村から守護神として移し歴代藩主の尊信を厚くあつめていました。
現社殿は、慶長十二年(1607)に、三年有余を費やして造営されたもので、国宝に指定されています。寛文年間(1661〜73)に綱村公が修築しているが、本堂・拝殿の間を石ノ間で継ぎ合わせたいわゆる権現造で、建物全体に漆塗りが施され、組み物や彫刻などの各所に見られる金箔張り・胡粉彩色・飾具が漆黒に映えて美ものとなっています。規模は、本堂が桁行五間・梁間三間・一重、屋根入母屋造こけら葺き。拝殿は、桁行正面七間・背面五間・梁間三間。正面に千鳥破風(ちどりはふ)を設け、向排(ごはい)に見事な軒唐破風(のきから)を付けており屋根は入母屋造・?葺き。本殿と拝殿をつなぐ石ノ間は、桁行一間・梁間一間・両下造(まや)・屋根こけら葺き。 内部の格子天井には、五十三種の薬草が金泥で描かれています。
これらのほかにも長床が国の重要文化財に、石鳥居が宮城県の文化財に指定されています。
長床は、桁行九間・梁間三間・屋根入母屋造・亜鉛引鉄板葺き、素木造の細い建物で中央に軒唐破風を付け、この下が門のような通路になっており、寛文年間の建築となっています。また石鳥居の柱には「寛文八年戌申八月十五日困斎希顔・・・・」の刻銘がみられます。
境内には杉の巨木が茂り華麗ななかにも荘厳な気配が漂っています。社殿前には、林子平(はやししへい)の考案した日時計があり、絵馬殿には剣術・弓術家らの献額、狩野(かのう)派の流れをくむ画家の絵馬が掲げられています。

ひときわ小高い丘の上にあるため、仙台城のある青葉山や、それに連なる亀山八幡宮などが眺められます。また、神社に伝わる能神楽は、宮城県の無形民族文化財に指定さています。

最近、大崎八幡宮(おおさきはちまんぐう)という呼称が多く聞かれます。以前は大崎八幡神社と呼ばれていたほうが多かったような気がしていたので、調べてみたところ、現在は大崎八幡宮(おおさきはちまんぐう)という呼び方に変わったようです。

大崎八幡といえば どんと祭
どんと祭 松焚祭 裸参り どんと祭(どんとさい)とは!??
どんと祭 裸参り毎年1月14日、宮城県各地の神社でどんと祭が行われます。その中でも大崎八幡宮の松焚祭(まつたきまつり)は最大のもので全国的にも有名です。
300年の歴史のある松焚祭の中でも白さらしをまとい、鐘や提灯をもって徒歩で参拝する裸参りは祭りのメインイベントとしてしられ例年2000人以上の参加があります。
この日は神社前の国道48号線は交通規制が行われ、バスやタクシー以外の乗り入れは出来ません。
当日は参拝用の臨時バスが運行されます。
宮城県どんと祭
宮城県に住む人にはなじみのある言葉ですが、県外の方は、初めて聞く方も多いと思います。
どんと祭(どんとさい)とは、宮城県を中心に呼ばれる1月14日に行われる祭りのことです。
神社の境内で正月飾りを焼き、御神火にあたることで一年の無病息災・家内安全を祈願する行事です。宮城県内各地の神社で行われています。

主な行事
1月14日:松焚祭(どんと祭)
2月3日:節分祭
5月25日 - 28日:皐月祭
6月30日:水無月大祓式
8月12日:御鎮座記念祭
9月14日 - 17日:例大祭
9月1日:鳥居祭
12月:大祓式
大崎八幡宮の行事でもっとも知られていますが、他にも盛大に執り行われる行事があります。
9月に行われる例大祭には流鏑馬(やぶさめ)が勇壮に行われます。また伊達家ゆかりの神楽能(宮城県指定無形文化財)が奉納されます。

5月下旬に行われる皐月祭では植木市が開かれ様々なチャリティーオークションが行われます。

大崎八幡宮アクセスマップ 大崎八幡宮(大崎八幡神社)のデータ

所在地   仙台市青葉区八幡4丁目6-1
例  祭   9月14日・15日 
祭  神   応神天皇・神功天后
重  文   長床
国  宝   本殿・石ノ間・拝殿

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アクセス
    電車 JR仙山線 東北福祉大前駅より
        徒歩15分
    バス 仙台西口バスターミナル10番または15番
        より大崎八幡宮前 下車すぐ

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