大雄寺について>

この地方随一の名殺で、寺伝のよると、鎌倉初期、奥州藤原氏の本吉高衡(もとよしたかひら)が、創建したといわれ、当時は天台宗に属していました。元亀年間(1570〜73)、朝日館(あさひだて)の主で、葛西氏に属していた千葉重継(ちばしげつぐ)が菩提所として中興、その際に曹洞宗に改めたといわれています。
登米市登米町の龍源寺の末寺で500年近い歴史をもっています。大雄寺自身も往時は十五もの末寺をもっていましたが八寺が廃寺となり七寺となっています。
巨杉の茂るなか境内には桜門・回廊・本堂・鐘楼など七堂伽藍が甍(いらか)を並べています。回廊を持つ寺は宮城県内でも珍しいのではないかと思います。桜門は慶安元年(1648)の火災後、享保二年(1717)に再建されたものですが、見るからに雄大で江戸時代建築の秀作といわれ、南三陸町の有形文化財に指定されています。他にも参道沿いにある杉並木や鐘楼も町の文化財となっています。
ちなみに鐘楼も回廊で続いており登って鐘を鳴らすこともできます。
境内の一隅にある墓地の一隅には、文禄元年(1592)八月に立てられた千葉重継の墓があります。墓には「良元正鉄大居士」と刻まれています。
本堂内には、間引き防止の絵図や、地獄絵図、寛永時代の制札、過去帳など貴重なものが多く残されています。
本堂 不動堂
本堂 境内の庭園はきれいに手入れされています。 不動堂 賽銭箱横のオレンジの箱はおみくじ販売機です。

大雄寺境内の見所>

大雄寺は駐車場のある杉並木から本堂まで実に見所がたくさんあります。かわいい石像を見ながら山門へ、階段を登ると楼門が迎えてくれます。楼門の内側は回廊が巡らされ伽藍が立ち並んでいます。私的には回廊を通って鐘楼や楼門に登ったりするのが楽しいです。(登ったのは結構前なので、今も登れるかは不明です・・・)
杉並木 石像 楼門
山門前に並ぶ杉並木、南三陸町の文化財に指定されています。 杉並木沿いには、かわいいお地蔵さんや十二支の石像が並んでいます。 町の文化財に指定されている楼門です。回廊づたいに鐘楼につながっています。

大雄寺への地図
大雄寺地図
大雄寺 観光情報データ

所在地    宮城県南三陸町志津川町田尻畑 10-1

お問合せ   0226-46-4145 

宗 派     曹洞宗 

山 号     松林山

開 墓     中室在的

駐車場    あり(無料)

アクセス   三陸自動車道 登米ICまたは桃生津山IC
         より南三陸町志津川方面へ40分

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