鐘景閣について>

旧伊達邸であった鐘景閣は、明治時代後期仙台市一本杉に建造されました。江戸時代は大名であった伊達伯爵家の邸宅として建てられ戦後まで屋敷として使用されました。
伊達家は藩祖政宗以降13代にわたり仙台藩主としての地位にあった家系でしたが、明治維新後の版籍奉還(土地と人民を朝廷に返すこと)によって華族の身分となり、明治17年伯爵の位を授けられました。大名であった江戸時代は仙台城が住まいでしたが、明治になって一本杉にあった家臣佐々氏の下屋敷を買収して邸宅とし、14代当主伊達邦宗氏が建て直しました。それがこの屋敷です。
昭和22年、昭和天皇が東北地方を行幸された際にはその第一夜の御泊所となり、一時知事公館ともなりましたが、後に市内にある聖ウルスラ学院へ譲渡され、学校施設として利用されてきました。
昭和55年には仙台市に寄付され、昭和56年に解体の後、現在地に復元されました。
平成9年、天皇・皇后陛下が、行幸された際には御休息御座所になりました。

広間 庭園
落着いた広間で郷土料理を味わえます 2階から見た庭園の様子

庭園を眺めながら味わう郷土料理に舌鼓

鐘景閣では書院造の部屋で庭園を眺めながら郷土料理を楽しむことができます。中でもいちおしなのが仙台箪笥料理と呼ばれるもので、小型の仙台箪笥の引出しに数々の郷土料理が詰め込まれています。開けるたびに何が入っているかワクワクしてしまいます。もちろん味も凄くおいしいです。
格式ある建物で味わう本格懐石料理は本当に心を贅沢な気分にさせてくれます。

<鐘景色の松と周辺の風景>

鐘景の松は、仙台市指定の名木で樹齢約300年、高さ約3m長さ16.5m幹周1.5mで、その形が竜が臥している姿に似ていることから通称「臥竜松」(がりょうまつ)とも呼ばれています。
昔日、伊達藩主の奥方から盆栽を賜った家臣が中身待の屋敷丁であった空堀丁(現在の錦町)の庭に植え、家宝として大切に子孫が引き継いだものと伝えられています。
部屋の一部 自然あふれる景色
名取川 橋と名取川

茂庭温泉

鐘景閣のすぐ隣には、茂庭荘があります。ここは仙台市の勤労者保養所で比較的低料金で利用することが出来ます。温泉の入浴料金は800円で鐘景閣で食事のあと茂庭温泉でゆっくりくつろいで帰るということもできます。
もちろん茂庭荘でも食事付きのプランがあるので、組み合わせ次第でいろいろ楽しめます。
茂庭温泉 茂庭荘
茂庭温泉 茂庭荘データ

所在地 仙台市太白区茂庭字人来田西143-3
連絡先 022-245-5141
泉質   塩化物硫酸温泉
効能   神経痛 胃腸病

鐘景閣への地図
アクセスマップ

鐘景閣 観光情報データ

所在地   仙台市太白区茂庭字人来田西143-3
連絡先   022-245-6665
アクセス  仙台駅からバス 茂庭荘入口 下車
        徒歩15分 バス停から無料送迎有り
        ※要 問合せ
駐車場   有り
休館日   年末
その他   平日夜の利用は完全予約制
        予約は前日まで 

        見学は無料です。

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