柳津虚空蔵尊について>

山口県柳井、福島県会津柳津の虚空蔵尊と並び日本三虚空蔵尊の一つに数えられています。創建は神亀3年(726)、万葉集で知られる僧行基によるものといわれ、現在は大土山の西麓にありますが創建当時は大土山山頂にあったと伝えられています。
本尊の虚空蔵菩薩も行基の作であると伝えられ、秘仏として三十三年に一度、御開帳されます。
次の御開帳は平成28年4月になるそうです。

大鳥居境内の様子
<大鳥居> <境内の様子と山門>
大鳥居 山門と境内
国道45号線からも見える大鳥居は三大鳥居ともいわれ、高さは10.5mとのことです。この大きさでありながら材質は木製で東北一の大きさを誇っているそうです。 境内には樹齢300年を超える巨木が林立しどこか神聖な雰囲気が漂っています。仁王堂の像は樹齢2千年を超える古木に彫られたものといわれています。

柳津虚空蔵尊七不思議とは!!?>
参拝を終えて境内を見渡してみる、そこかしこに七不思議なるものが、そこかしこに見られます。案内板をみると、柳津虚空蔵尊の七不思議は全部で七つあるとのこと(七不思議なので当たり前ですが(笑))。全部見つけ出してみることにしました。
縁結びの欅(ケヤキ) 雫の桜 一夜の松
縁結びの欅(ケヤキ) 雫の桜 一夜の松
縁結び、イボ取りの神様、現在は焼けてしまっています。 葛西氏の奥方が植えたと言われ、葛西氏滅亡後、晴れの日になると涙(雫)を落とすと言われています。 本堂の屋根吹替えの時に虚空蔵が曲げたと言われる樹齢350年以上の松の木
月見の井戸 片葉のよし 黄土山の黄金水
月見の井戸 片葉のよし 黄土山の黄金水
空海(弘法大師)が昼間、この井戸に月・星を写して見せたと伝えられています。 中納言 大友家持の庵の跡に生えていたと言われてます。 行基の秘法で湧き出た水。無病息災の水と言われています。
子育ての松
子育ての松
幹の間に杉の木が見え、さながら子育てをしているように見えます。 七不思議ではないですが、撫で牛の姿をみることができます。撫牛は素焼きで造った臥せた牛の像のことを言います。撫でれば家内安全・商売繁盛・如意吉祥のご利益があると言われています。一心に祈れば1つだけ願いが叶うと言われています。

<大師堂>
年中行事
 1月  1日 初詣特別祈願祭
13日 初虚空蔵
14日 どんと祭
 2月 13日 受験合格祈願祭
 3月 13日 十三詣
 4月  1日 交通安全災難消除祈祭
13・14日 春季大祭
10月 12・13日 秋期大祭
12月 13日 納の虚空蔵
 
大師堂、弘法大師をまつっています。その他稲荷堂や子安観音堂など小堂もみられます。

<その他>
境内にはうなぎが描かれた絵馬が見られます。うなぎの雲に乗って虚空蔵菩薩が現れたなど数々の伝説があるそうで、それら伝説にちなんだ絵馬だそうです。この院の人たちも菩薩の遣い?であるうなぎを食することはないそうです。
また虚空蔵菩薩は丑年(うしどし)、寅年(とらどし)の守り本尊です。

地図 柳津虚空蔵尊データ

宝性院

所在地  登米市津山町柳津字大柳津63
問合せ   0225−68−2079
駐車場  あり
交  通  JR気仙沼線柳津駅から車で5分
       三陸自動車道 桃生津山ICより
       10分


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