<仙台三十三観音について>
現存する仙台三十三観音は、かっては仙台城北の川内亀岡にある法楽院を第一札所観音としてスタートし広瀬川の
牛越橋を渡り茶屋町の観瀧庵を詣うで、ついで北山にまわり各寺院の観音を参詣したのち寺小路へと赴きました。
さらに八塚(今の新寺小路)・荒町・石名坂と城下南部の諸寺院をまわって、宮城野の一角にある陸奥国分寺・国分尼寺
を巡礼したのち、府外名取郡北方六郷村の五観音を訪れ、名取川を渡って四郎丸村落合の大善院観音堂へ、
これから根岸村の十八夜観音にまわり、終わりは経ケ峰の南麓・鹿落観音堂で一巡を終了します。現在、自動車では
一日でも巡礼することも可能ですが以前はいまの交通事情とは異なり徒歩でこれらを巡礼するには、およそ4〜5日を
要していました。
(仙台の三十三観音より)
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