松島四大観 扇谷(幽観)について>

扇谷は幽観とも呼ばれ、松島四大観の1つに数えられ眺望に優れたところです。扇谷の名前の由来は頂上から海の方を見たとき景色が扇のように広がるように見えることからきており、眺望の奥に要島・朴島・桂島などの松島に浮かぶ島々を見渡すことができます。
この扇谷へ行くには国道45号線から松島パノラマラインの双観山側の入り口近くにある未舗装の坂を登ったところにあります。駐車場から石段を登っていくと扇谷の全景を見渡せる展望台に行き着きます。

仙台藩領の数々の寺院を開山・中興をした雲居禅師は扇谷の静寂さを愛し座禅堂を建てました。この地には明治時代になるまで慈光院や海無量寺がありました。このことは幽玄の地として文献に残されています。現在では金翅堂(達磨堂)と呼ばれる小堂と岩窟が残るのみとなっています。
周囲にはモミジやケヤキが多くみられ、春は新緑・秋の紅葉の時期には美しく色づきます。
石段 達磨坐像
駐車場から展望台まで続く石段。風化のため登りにくい箇所もあります。 聖徳太子がこの地で達磨大師の渡来をまったといわれ、「待つ島」→「松島」となったといいます。上の写真は達磨大師の坐像

達磨堂 金翅堂
山頂部にある達磨堂、堂の中には石碑が安置されています。 岩を削って作られた金翅塔、瑞巌寺101世鵬雲禅師の墓として作られたそうです。

ポケットの中の物語 扇谷

扇谷への地図
アクセスマップ

扇谷(幽観) 観光情報データ


交  通    JR仙石線松島海岸からバスで
         双観山入口下車、徒歩30分
                
駐車場    有り 数台分のスペースのみ

所在地    松島町松島字大沢平

備  考    松島四大観は他に大高森(東松島市)
         富山(松島町)多聞山(七ヶ浜町)
         があります。

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